ツユクサ(露草)
Commelina communis
畑地や道端等に自生する一年草。名前の由来は、朝に咲いた花が、昼にはしぼむ事から朝露の様である事からという説。英名のdayflowerもその日の内にしぼむという意味をもつ。その他には花弁の汁を染色に用いた事からツククサ(着く草)と呼ばれ、それが転化してツユクサと呼ばれる様になったという説もある。
6-11月に1-2㎝の小さい花を付ける。花弁は3個あり、上部の2個は青色で大きく下部は白色で小さい。葉は互生し、葉身は卵形で先は尖り、基部は茎を抱く。
古くから、花びらの青い色素はアントシアニン系の化合物で、着いても容易に退色する性質をもつ。その性質を利用し搾り汁は染物の下絵を描く為の絵具として用いられた。また花の季節に全草を採り、乾燥させた物は鴨跖草(おうせきそう)と呼ばれ、下痢止め・解熱等に用いる。青い花が咲いている時期は食用にもなる。
英 名
Asiatic dayflower
別 名
アオハナ(青花)
ボウシバナ(帽子花)
ホタルグサ(蛍草)
原 産
東アジア
花 期
6-11
花 径
1-2㎝
草 丈
10-50㎝
環 境
田畑/草原/道端
種 別
自生
花 色
青
薬 効
草:湿疹、解熱、利尿
生薬名:オウセキソウ(鴨跖草)
花言葉
尊敬
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