カネノナルキ(金のなる木)/花図鑑
ベンケイソウ科クラッスラ属 常緑低木

カネノナルキ(金のなる木)

Crassula ovata(=C.portulacea)


 南アフリカ原産で昭和初期に導入された常緑低木。名前の由来は葉が硬貨に似る事から。和名としてフチベニベンケイ(縁紅弁慶)と言う名があるがあまり使われる事がない。


 12-4月に1㎝程の白色から淡い紅色の星形花を咲かせる。葉は光沢があり鮮やかな緑色で2-4の楕円形。丈夫で繁殖力のが強い植物としても有名で、水不足が続くと枝先の節目からも根を生やすほか、枝からちぎった葉一枚からでも不定根と不定芽を断面から生じるほどである。


 過去には栽培業者が五円玉の穴を頂芽の通し固定し若枝が硬貨の穴を通ったまま成長させ木から硬貨がなったかのように見せかけ販売したりと縁起物の一種として販売されてきたため、「金のなる木」や「成金草」の俗称が定着したのではないかと言われている。


 英 名 

Jade plant

Money tree

 別 名 

カゲツ(花月)

フチベニベンケイ(縁紅弁慶)

ナリキンソウ(成金草)

 原 産 

南アフリカ

 花 期 

12-4月

 花 径 

1-2㎝

 樹 高 

30‐300㎝

 種 別 

栽培

 花 色 

白/桃

 花言葉 

一攫千金