ツバキ(椿)
Camellia japonica
海沿いや山地に分布する常緑小高木。椿の語源は諸説あり、朝鮮語のトンベイが転訛してツバキになったという説が有力。春の季語。
1-4月に枝先の葉腋に花をつける。花弁は5個で平開しない。花弁が元部でつながっており萼を残して丸ごと落ちる。樹皮はなめらかで灰白色、細かな突起がまばらに出る。葉は互生し、葉身は5-10㎝の長楕円形、葉先は尖り縁に細かい鋸歯がある。成長は遅く、寿命は長い。
ヤマツバキは代表的な原種であり、極大輪から極小輪、一重咲き、八重咲き等多くの園芸種が存在し、庭木等で植栽される。種子からは椿油が採れる。よく似る種にサザンカがあるが、サザンカは秋に咲きツバキは早春頃に咲く。またツバキの花は雄しべが筒状で首からポトリと落ちるのに対しサザンカは花が平開するため花びらが散る。
英 名
Camellia
別 名
ヤブツバキ(藪椿)
ツバキ(海石榴)
※海石榴は海外から来たザクロ(石榴)の意味。ツバキの果実がザクロに似ていた為。
原 産
日本
東アジア
花 期
1月-4月
花 径
5-10㎝
樹 高
50-800㎝
種 別
自生/栽培
花 色
白/赤/桃
花言葉
完璧な魅力
理想の愛(白)
気取らない優美さ(赤)
コメント