バラ科サクラ属 落葉高木
アーモンド
Prunus dulcis(=Amygdalis communis)
<概 要>
地中海沿岸から黒海沿岸が原産のバラ科サクラ属の落葉小高木。日本には江戸時代に導入された。4千年以上前から栽培されており、現在はカリフォルニア州が最大の産地となっている。古くはヘントウ(扁桃)と呼ばれ、その名のとおりアンズやモモ、ウメの近縁種にあたる。
<構造・生態>
葉は互生し、葉身は長楕円形、先が尖り、縁に細かい鋸歯がある。2-4月に前年の枝の葉腋にモモやサクラに似た3㎝程の淡紅色の5弁花を1-3個つける。7-8月に果実が熟す。
<利用方法・雑学>
観賞用として人気があり、庭木として植栽される事が多い。実は食用になるが日本の気候では栽培が難しく、主に南ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア等で栽培されている。果肉は薄く食用にはならず、核の中にある種子を食用とする。この種子はナッツと呼ばれ食物繊維、オレイン酸、ポリフェノール、ビタミンEなどが含まれ、お菓子の材料や料理に利用される。
花言葉は、ギリシャ神話の王女フィリスと青年デモポンのエピソードに由来している。これとは別にイギリスでは、早春に花を咲かせる事から、花言葉に「希望」とつけられた。
<英 名>
Almond
<別 名>
ヘントウ(扁桃)
ハタンキョウ(巴旦杏)
<原 産>
地中海沿岸から黒海沿岸
<花 期>
2-4月
<花 径>
2-4㎝
<樹 高>
3-9m
<種 別>
栽培
野菜・果物
<花 色>
白/桃
<花言葉>
希望
無分別
真心の愛
愚かさ
永久の優しさ
《アーモンドその他画像》
コメント