★高級植物窃盗容疑で逮捕の男、防犯カメラに犯行の瞬間

海外で高値で取引されている観賞用の植物「ハオルシア」を盗んだとして、
中国人の男が逮捕されました。この犯行の瞬間が、防犯カメラに記録されていました。

去年8月13日の未明、闇に紛れて静岡県富士宮市のビニールハウスに忍び込んだ男は
ポットの中のハオルシアを次々に袋に詰め込みます。

この現場で犯行に及んだとして19日までに逮捕送検されたのは中国人の自称・貿易業
バオ・クオ容疑者(34)です。警察によりますと、バオ容疑者はこのビニールハウスで
ハオルシアおよそ200本、1780万円相当を盗んだ疑いが持たれています。

ハオルシアは南アフリカ原産の観賞用の多肉植物で、高いものでは1本100万円以上の
値がつきます。全国で同様の窃盗事件が相次いでいるため警察は、転売を目的とした
組織的な犯行とみて捜査を進めています。(19日22:54)

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2754132.html

★多肉植物 窃盗被害相次ぐ…全国で数億円
2016年04月20日

◆「日本産」ウェブで高値取引

富士宮市で昨年、ビニールハウスに侵入し、多肉植物のハオルチアの苗約200本を盗んだとして、
中国籍の男が18日に逮捕された事件で、同様の被害が県内外で相次いでいることが19日、
捜査関係者などへの取材で分かった。県内では静岡、藤枝両市でも被害が確認されており、
この植物の愛好家団体によると、被害総額は全国で数億円に上るとみられる。

捜査関係者などによると、藤枝市の愛好家の男性は昨年9月以降、所有するビニールハウスに
3度侵入され、計1000本以上の苗が盗まれたという。静岡市葵区でも昨年10月頃、
100本以上の苗が盗まれたという被害の届け出があった。

富士宮市の事件で18日に逮捕された、中国籍で岡山市中区、自称貿易業、鮑闊容疑者(34)の
自宅を県警の捜査員が捜索したところ、ハオルチアの苗は見つからなかった。県警は複数の共犯者と
犯行に及び、すでに販売したとみて、鮑容疑者を追及する方針だ。

愛好家でつくる「日本ハオルシア協会」(愛知県豊川市)によると、昨年から埼玉、千葉、愛知などの
各県でも被害の報告があるという。同協会によると、品質の良い日本産のハオルチアが中国の富裕層の
間で人気といい、ウェブ上では高いものでは1株数百万円で取引されているという。

ウェブ上でハオルチアなどのオークションサイトを運営する「奈良多肉植物研究会」(奈良市)によると、
現在は落札者の約半数が中国人で「ここ数年で価格は50倍ほどに膨らみ投機的になっている」と話す。

http://www.yomiuri.co.jp/local/shizuoka/news/20160419-OYTNT50339.html引用元: