セイタカアワダチソウ(背高泡立草)
Solidago altissima
北アメリカ原産で明治30年頃に観賞用(代萩とも呼ばれ萩の代用として用いられた)に導入された多年草。現在では野生化し野原や空き地等に自生する帰化植物。名前は、背の高いアワダチソウ(アキノキリンソウのこと)の意味。
種子だけでなく地下茎を伸ばしても増え、9-11月に茎先に円錐花序を出し、穂状に小さな濃い黄色の頭花を密に付ける。茎は短毛が密生する。葉は互生し、葉身は6-12㎝の披針形。河川敷や空き地等で大群生を作っている事が多く繁殖力は非常に強い。
茎を乾燥させたものはすだれ等の材料としても利用され、原産地の北アメリカでは蜜源植物としても重要とされている。またセイタカアワダチソウは他のアキノキリンソウ属の植物と同じく薬効があり、ハーブとしても利用され、若芽をてんぷらとして食す事もある。似たような植物としては同じく帰化植物のオオアワダチソウやアキノキリンソウ等がある。
セイタカアワダチソウにはアレロパシー(シスデヒドロマトリカリアエステル)有し、根から他の植物の抑制する化学物質を出す事で知られる。しかしこの物質はセイタカアワダチソウ自身の成長抑制してしまう。
英 名
Canada goldenrod
別 名
セイタカアキノキリンソウ(背高秋の麒麟草)
カナダゴールデンロッド
原 産
北アメリカ
花 期
9-11月
花 径
3-6㎜
花 序
10-60㎝
草 丈
1-3m
環 境
河原/道端
種 別
自生
花 色
黄
薬 効
痛み止め・デトックス効果・アトピーのかゆみ・喘息
等に効果があると言われている。
花言葉
生命力
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