キク科コスモス属  非耐寒性一年草
コスモス(秋桜)



 育て方 

 土は水はけが良いものを選びましょう。水はけさえ良ければ特に土質は問いませんが鉢植えで育てる場合、赤玉土7腐葉土3の割合を参考にしましょう。庭植えではどうしても水はけが悪くなりがちなので川砂等を混ぜる事により出来るだけ水はけは良くして下さい。肥料は植えつける際に土の中に少量混ぜ込んであげる程度で十分です。基本的には追肥の必要はありません



 コスモスは元々乾燥地の植物なので余り水は与える必要はありません。庭植えであれば夏を除いてはほとんど水やりの必要はありません。鉢植えで育てる場合は土の表面が乾いてきたらたっぷりと与えて上げましょう。むしろ水のやりすぎによって根腐れや多湿状態になる事によって病気になる場合があるので注意が必要です。また密集にも注意が必要で梅雨時期になると下部が蒸れ枯れてしまう事があるので風通しによい所で育てて上げましょう。

 日当たりの良い場所でよく育つので、出来るだけ日当たりのよい場所で育てて下さい。日当たりが悪いと細く弱弱しく育ち折れたり倒れやすくなります。また花つきも悪くなるので特に注意がひつようです。



 草丈は高くなる傾向にあるので、支柱で固定したり、茎の中ほどにひもを張ったり、株元に土を盛って株元を固定する等の対策は必要です。これをしておかないと台風等の強風により倒れてしまいます。
 



 増やし方 
 一年草なので種が出来ます。種は収穫して翌年の春ごろに蒔いてあげましょう。そのまま放置していても翌年にはこぼれ種によりまた生えてきますが育成状態も悪くなりますので出来るだけ種は収穫して元の株は処分します。また挿し木でも増えますので茎を3節くらいの長さにきって、土に挿し乾かさないよう注意しながら管理してあげると根が出やすいです。挿し木は6~7月、暑い時期をさけて9月頃行うのが好ましい。



 病気や病虫  

 病気  うどんこ病 

 風通しが悪いとうどんこ病になります。育成が悪くなる為、殺菌剤等を散布して下さい。



 害虫  アブラムシ 

 アブラムシは植物の栄養を吸汁してしまいますので、見つけ次第即駆除します。あまり数の居ない場合は手作業で駆除が出来ますがあまりにアブラムシの数が増えている場合は園芸店等ではアブラムシに有効な殺虫剤が多数売られているので利用しましょう。


 


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