モダンローズ


 バラの品種には大きく分類するとモダンローズとオールドローズの二種類に分類されます。そのうちこのモダンローズに分類される品種はモダンローズ第一号と言われる「ラ・フランス」と言う品種のバラ以降に作出されたバラがモダンローズに分類されます。私たちが一般的に目にするバラのほとんどはこのモダンローズと言ってもいいでしょう。そんな身近なモダンローズなのですが、さらに細かく系統分けされたうちの代表的なものをいくつかご紹介させて頂きます。




ハイブリットティー



 花が長くまっすぐ直立した茎で支えられ大きく中央に突き出した蕾をつける。開花時に8㎝から12㎝程に成長するのが特徴。モダンローズの主な系統の一つの名称。「HT」と略させる事もある。現在バラの品種の中では最も古い。ハイブリッド・パーペチュアルとティー・ローズをかけ合わせた雑種として生まれた。

 花色や花形の華美な様子から世界的に最も人気のあるバラの品種と言える。花が長い茎に一輪のみ咲くことが多く切り花としても非常に人気が高い。



フロリパンダ



 花が房咲になるのが特徴の種類のバラで、モダンローズの主な系統の一つの名称。「F」または「FL」と略記される事もある。名前の由来は「花を束ねる」と言う意味の「フロリバンダ」から。

 花は四季咲きで多くは中輪。花形は一重~半八重で一見するとHTに見える品種もある。丈夫で育てやすく品種も多い。また香りの微弱な品種が多い傾向にある。四季咲きのHTと、ポリアンサ等を交配させて出来た系統である。



クライミング

 

 その名の通り、つる状の樹形が特徴の種類のバラ。「CL」と略記される事もある。品種改良により生まれたものと木バラ等から枝変わり(突然変異)したものがある。枝は固く丈夫。枝は長く伸びるが一般的にイメージする「つる性植物」とは違い自ら巻き付く習性はなく、人為的に誘引しなければ上手く育たない。フェンス等に這わせると綺麗に育つ。



モダンシュラブ



 茎部が伸びるに従い、枝が湾曲し弓状となる半つる性の種類のバラ。「S」とも略記される。花色・花形が華美で香りの良く多花性で病気に強い品種が多い。



ミニチュア



 花径が小さく樹高も低いのが特徴の種類のバラ。「MIN」・「MINI」と略記されたりミニバラと呼ばれる事もある。一つの茎に複数の花を房状に咲かせる品種が多い。花径は小さいが密集すると迫力があり、鉢植え等に高い人気がある。



イングリッシュ



 イギリスのデビット・オースティンが育成し1969年に発表した、オールドローズとモダンローズの特徴をあわせ持つ系統の総称。モダンシュラブの系統に含める場合もある。優美な花形に香り豊かなオールドローズの特徴を残しつつモダンローズに多彩な花色や形、強健さをを導入し作出されたまったく新しいタイプのバラである。