イチゴ
バラ科オランダイチゴ属 多年草

イチゴ(苺)

Fragaria×ananassa


 概 要 

 南アメリカ原産で江戸時代末期に導入された多年草。現在イチゴとして流通しているものほぼ全てオランダイチゴ系である。イチゴが一般市民に普及したのは1800年代であり、本格的に栽培されたのは1872年(明治5年)からである。イチゴ栽培が一つの産業として行われるようになったのはさらに遅く第二次世界大戦の後少し経ってからである。イチゴは1963年の農林水産統計表の品目に初めて登載された。

 

 構造・生態 

 3-5月に花茎の先に5弁の白花(観賞用のイチゴの花色には赤や淡紅色のものもある)をつける。葉は3小葉。一見して種子に見える痩果(ソウカ)がついた花托(花床ともいう)部分が食用とされる。受精すると花托の肥大が始まるが、一部受精していない雌しべがあるとその部分の肥大が弱くなる。従って形の整った果実を作る為には、全ての雌しべが受粉する様にしなければならない。

 

 利用方法・雑学 

 実は食用とされビタミンCや抗酸化物質として知られるポリフェノールの一種であるアントシアニンを含む。生食やジャム等に利用される。缶詰などには製造過程において要する熱殺菌時にビタミンの崩壊とともに型崩れを起こすため不向きとされ、この理由から缶詰は造られてはいない。

 「いちご」の語源ははっきりとしておらず。古くは『本草和名』(918年頃)や『倭名類聚抄』(934年頃)に「以知古」とある。日本書紀には『伊致寐姑(いちびこ)』、新撰字鏡には『一比古(いちびこ)』とあり、これが古形であるらしい。『本草和名』では、蓬虆の和名を「以知古」、覆盆子の和名を「加宇布利以知古」としており、近代にオランダイチゴが舶来するまでは「いちご」は野いちご全般を指していた。

 

 英 名 

Strawberry

 別 名 

ストロベリー

オランダイチゴ

 原 産 

南アメリカ

 花 期 

3-5月

 花 径 

2-4㎝

 草 丈 

15-30㎝

 種 別 

野菜・果物

 花 色 

白・赤・桃

 花言葉 

幸福な家庭

尊重と愛情

 

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