トケイソウ(時計草)
Passiflora
概 要
熱帯アメリカ原産で江戸時代初期に導入されたつる性常緑低木/多年草。トケイソウはトケイソウ属の総称で約500種が分布する。
構造・生態
一日花。葉は互生し掌状に3-9裂する。果実を食用とするトケイソウはクダモノトケイソウ(パッションフルーツ)と呼ばれる。
利用方法・雑学等
和名の由来は針状の副花冠が花弁の内側に時計の目盛の様に並び、雄しべと雌しべが時計の針に見える事に由来する。洋名Passion flowerは「キリストの受難の花」の意味で、イエズス会の宣教師らによってラテン語でflospassionisと呼ばれていたのを訳したものである。16世紀、原産地である中南米に派遣された彼らは、この花をかつてのアッシジの聖フランチェスコが夢に見たという受難を象徴する形をしており、花の子房柱は十字架、3つに分裂した雌しべが釘、副冠は茨の冠、5枚の花弁と萼は合わせて10人の使徒、巻きひげはムチ、葉は槍である等と言われた。
英 名
Passion flower
別 名
パッションフラワー
パッションフルーツ
クダモノトケイソウ
原 産
熱帯アメリカ
花 期
6-10月
花 径
8-15㎝
草 丈
2-4m
種 別
自生/栽培
花 色
白/青/紫
花言葉
信仰
信頼
神聖な愛
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