アセビ
ツツジ科アセビ属 常緑低木

アセビ(馬酔木)

Pieris japonica


 概 要 

 日本の本州、四国、九州の日当たりの良い山地に自生する常緑低木。

 

 構造・生態 

 2-5月に、枝先の葉腋に円錐花序を出し、1㎝程の壺形の白い花を多数付ける。葉には光沢があり、互生し葉身は3-10㎝の楕円形からと倒卵形、先は尖り縁に浅い鋸葉がある。9-10月には果実が褐色に熟す。葉や花にアセボトキシンを含む有毒植物である。

 

 利用方法・雑学 

 名前の由来は馬が葉を食べると麻痺する事からアセビ(馬酔木)と名付けられた。多くの草食哺乳類は食べるのを避ける為、草食動物の多い地域では、この木が目立って多くなる事がある。英名のジャパニーズアンドロメダ(japanese andromeda)で、アンドロメダはギリシャ神話のエチオピアの王女で美しく咲く花の姿に因む。公園樹や庭園樹等で植栽される。有毒植物であり、葉を煎じて殺虫剤に利用させる。近年では殺虫効果を自然農薬として利用する試みがなさせている。仲間には花色が淡紅色のアケボノアセビがある。

 

 英 名 

Japanese andromeda

 別 名 

アシビ

アセボ

 原 産 

日本

 花 期 

2-5月

 花 径 

0.6-1.0㎝

 花 序 

5-15m

 樹 高 

50-600㎝

 種 別 

自生/栽培

 花 色 

/桃

 薬 効 

茎・葉:殺虫

 花言葉 

犠牲

清純な心

 

 

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