名称未設定-10

アジサイ科アジサイ属 耐寒性落葉低木
ガクアジサイ(額紫陽花)
Hydrangea macrophylla f.normalis



 海岸沿いの林内や林緑に自生する落葉低木。名前は、装飾花が額縁のように囲んでいる事から。4-7月に枝先に集散花序を出す。装飾花の萼片は淡紫色で3-5個。葉は対生し、葉身は10-15㎝の楕円形、先が尖り、縁に鋸歯がある。装飾花は色や形に変化がある。アジサイの母種。庭木で栽培される。ヤマアジサイに似るがヤマアジサイは林内や沢沿に多く分布する。

 アジサイには毒性があり料理の飾りに使われたアジサイの葉を摂食した客が中毒する事故も確認されており取扱いには注意が必要である。症状はめまい・嘔吐・顔面紅潮等。尚、現在アジサイの毒性物質の詳細は明らかになっていない。



 別 名 

ハマアジサイ(浜紫陽花)
ハイドランジア

 原 産 

日本

 花 期 

4月-7月

 花 序 

15-30㎝

 樹 高 

1-3m

 自生地域 

本州(房総半島、三浦半島、伊豆半島、和歌山県神島)、四国(足摺岬)

 種 別 

自生/栽培

 花 色 

白/青/紫/赤/桃

 花言葉 

謙虚



《ガクアジサイ(額紫陽花)画像》

ガクアジサイ(三室戸寺)

ガクアジサイ紫

京都市宇治市にある紫陽花の名所
三室戸寺(みむろとじ)にて撮影

紫陽花の名所として名高く「あじさい寺」とも称されるだけあり
三室戸寺の紫陽花園には1万株、50種のアジサイが栽培されている。
セイヨウアジサイ、ガクアジサイ、カシワアジサイ、幻の紫陽花・七段花等が咲き乱れる様は圧巻。

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