タチアオイ(立葵)
アオイ科タチアオイ属 耐寒性多年草

タチアオイ(立葵)

Alcea rosea


<概 要>

 トルコからアジアにかけて約60種が分布する。日本には薬用として渡来したと言われている。

 

<構造・生態> 

 茎は直立し、草丈は1-2m。葉は円形で3-5裂する。6-8月に総状花序をだし10㎝程の一重から八重咲き淡紅・紅紫・黄・白色などの花をつける。

 

<利用方法・雑学> 

 古来、タチアオイは薬草として用いられ花弁や根を薬用として利用される。花が綺麗だった事から、品種改良がなされ園芸用として花壇や公園などで利用される事が多い。

 

 花弁の根本は粘着質であり、地域によっては引き抜いた花弁を顔などに着けてニワトリを真似て遊ぶ風習がある。

 

<英 名> 

Holy hock

<別 名>

ホリホック

ハナアオイ(花葵)

ショクキ(蜀葵)

ツユアオイ(梅雨葵)

コケコッコーハナ

コケラッコハナ

<原 産> 

トルコ

東ヨーロッパ

<花 期>

6-8月

<花 径>

5-10㎝

<草 丈>

1-3m

<環 境>

 

<種 別> 

栽培

<花 色> 

/紫/黄/赤/桃/茶

<薬 効>

生薬名:ショクキコン(蜀葵根)

生薬名:ショクキカ(蜀葵花)

根や葉は粘液質を含み粘滑薬に利用される。

また健胃や利尿効果もあるとされる。

<花言葉>

素直

大志

開放的(黄)

<題材になった作品等>

万葉集

源氏物語

 

タチアオイ(立葵)その他画像》


タチアオイ(立葵)全体
背丈の高いタチアオイは2m程に成長する。

タチアオイ(立葵)楠根川緑地
東大阪にある楠根川緑地はタチアオイの隠れた名所