シクラメン
ヤブコウジ科シクラメン属 半耐寒性球根

シクラメン

Cyclamen persicum


 概 要 

 冬と言えばこの花と言えるほど、冬になると至る所で散見する冬の代表的な園芸植物。地中海沿岸地方原産で明治時代に導入された球根草

 

 構造・生態 

 長い花茎をのばし花弁が反り返った花をつける。根生葉はハート形。花後に花茎が螺旋状に渦巻く。

 

 利用方法・雑学等 

 属名のCyclamenの発音を忠実に表記すると「キクラメン」となり、文献によっては、「キクラメン・~」と表記する場合もある。これはギリシャ語のkyklos(円、旋回)が語源であり、花後の花茎の状態に由来する。有毒植物で塊茎を誤食すると嘔吐・下痢を起こす。しかし古来は有毒植物であるにもかかわらず塊茎を食用として利用してきた。これは大航海時代以後ジャガイモがもたらされると、シクラメンを食用とする習慣はなくなった。17世紀以降、ヨーロッパで盛んに品種改良が行われ、白・赤・淡紅色、大輪から小輪まで多くの品種がある。

 

 英 名 

Cyclamen

 別 名 

カガリビハナ(篝火花)

ブタノマンジュウ(豚の饅頭)

 原 産 

地中海沿岸

 花 期 

10-4月

 花 径 

3-10㎝

 草 丈 

10-50㎝

 種 別 

栽培

 花 色 

白/赤/黄/桃

 花言葉 

内気

嫉妬