ツワブキ(石蕗)
Farfugium japonicum
海岸の磯地(いそち)や崖に自生する多年草。根生葉の形はフキによく似ており、厚く光沢があることから、ツヤハブキ(艶葉蕗)と呼ばれ、それが転訛してツワブキ(石蕗)と呼ばれる様になったとされる。他にもアツハブキ(厚葉蕗)から転訛したと言う説もある。
10-2月に茎先に散房花序をだし、5㎝程の黄色い花を多数つける。舌状花は10-14個。根生葉は艶があり、有柄、葉身は5-30㎝の賢円形。
班入り葉種や八重咲き種など園芸品種も多く、庭園や公園などで植栽される。鹿児島県や沖縄県を中心に西日本の一部地域ではフキと同じように葉柄を食用としている。また薬草としても利用されており、生薬名をタクゴ(橐吾)として葉や茎を用いられる。
英 名
Japanese silver leaf
別 名
イシブキ
ハマブキ
原 産
日本
台湾
中国南部
花 期
10月-2月
花 径
4-8㎝
花 序
15-30㎝
草 丈
30-80㎝
地 域
本州・福島県以西・四国・九州・沖縄
環 境
山地/岩場/海岸
種 別
自生/栽培
花 色
黄
薬 効
茎・葉:打撲、火傷、健胃
(生薬名:タクゴ)
花言葉
謙譲
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