オオアマナ(大甘菜)   
 オーニソガラム


 育て方 

 オオアマナは水はけの良い場所を好みます。水はけが悪いと白絹病が発生して球根がダメになることがあるので、庭植えにする場合は注意しましょう。鉢植えは、赤玉土5:腐葉土3:川砂(もしくは山砂)2の割合で混ぜた土を使用 してください


 土を用意したら次は 球根を植え付けましょう。その 際にゆっくりと効くタイプの肥料を混ぜ込みます。その後 肥料は要りません。球根植え付け直後から2ヶ月間は水をやりすぎて腐らすことがあり 休眠開け直後は水に慣らすように回数を控えめに、土の表面が完全に乾いてから与えるようにします。

 普段の水やりも 土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えるだけでよく、基本的には 乾燥した土地を好むので水のやりすぎには注意しましょう。


 育成中は日当たりの良い場所で育てよく日に当ててあげて下さい。日当たりが悪いと花が咲かない事もあります。 つぼみが大きくなってきたら注意が必要です。 日当たりの良い場所に置いてあげないと つぼみが開きにくくなります。
 耐寒性 の植物なので冬越し できますが、霜に当たると葉が傷んで しまい最悪の場合枯れてしまう 事もありますので、 冬は鉢植えで育成されている場合霜の落ちない場所へ極力移動させて上げましょう。6月頃に 葉が枯れて球根が休眠に入りますので6~10月頃まで水を与える必要はありません。


増やし方
 
球根を分球します。葉が黄色く枯れてから りだします 。掘りだして 分球した球根は植え付けの時期 が来るまで風通しのよい涼しい場所で貯蔵しておきましょう。休眠期にあまり暑い場所に 貯蔵すると花芽ができないので注意が必要です。



病気や病虫

  病気 白絹病 

白絹病は水はけの悪い土壌で発生しやすい病気です。地際に白い色のような菌糸が張られ

  植物を枯らします。他の植物にも伝染するので、発生した株はすぐに処分します。


  害虫 センチュウ 

薬剤による土壌消毒で駆除できますが 、センチュウ類をはじめ土壌病害虫の駆除は手間が

 かかるため、まずは 発生を防ぐようにしましょう。

植えつけた苗や球根についていたセンチュウ類が土壌中で増え ことが多いため、苗や球根

 はセンチュウに侵されていない健全なものを求めることが重要。、被害を減らすことができ

 ます。マリーゴールド の根から分泌される成分はセンチュウ類を駆除する力がありマリーゴ

 ールドを3か月間栽培したあと、その地上部も含めて土の中にすき混み、1か月ほどおくと、

 センチュウの発生の少ない土壌になります。また、腐熟した牛糞堆肥などを入れると、堆肥中

 の有用微生物がセンチュウなどの害虫の発生を抑えます。プランターや鉢栽培では、古い土を

 つかうとき、植えつけ前の土を太陽光にさらして乾かすと、土壌消毒の効果があり被害を減ら

 すことができます。土を再使用する場合の薬剤には、ボルテージ粒剤などがあります。